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エズラ書
🔝
〘854㌻〙
第1章
1
ペルシヤ
王
わう
クロスの
元年
ぐわんねん
に
當
あた
りヱホバ
曩
さき
にエレミヤの
口
くち
によりて
傳
つた
へたまひしその
聖󠄄言
みことば
を
成
なさ
んとてペルシヤ
王
わう
クロスの
心
こゝろ
を
感動
かんどう
したまひければ
王
わう
すなはち
宣命
みことのり
をつたへ
詔書
せうしよ
を
出
いだ
して
徧
あまね
く
國
こく
中
ちう
に
吿示
つげしめ
して
云
いは
く
2
ペルシヤ
王
わう
クロスかく
言
い
ふ
天
てん
の
神
かみ
ヱホバ
地上
ちじやう
の
諸國
しよこく
を
我
われ
に
賜
たま
へり その
家
いへ
をユダのヱルサレムに
建
たつ
ることを
我
われ
に
命
めい
ず
3
凡
およ
そ
汝
なんぢ
らの
中
うち
もしその
民
たみ
たる
者
もの
あらばその
神
かみ
の
助
たすけ
を
得
え
てユダのヱルサレムに
上
のぼ
りゆきヱルサレムなるイスラエルの
神
かみ
ヱホバの
室
いへ
を
建
たつ
ることをせよ
彼
かれ
は
神
かみ
にましませり
4
その
民
たみ
にして
生存
いきのこ
れる
者等
ものども
の
寓
やど
りをる
處
ところ
の
人々
ひと〴〵
は
之
これ
に
金銀
きんぎん
貨財
くわざい
家畜
かちく
を
予
あた
へて
助
たす
くべし その
外
ほか
にまたヱルサレムなる
神
かみ
の
室
いへ
のために
物
もの
を
誠意󠄃
まごころ
よりささぐべしと
5
是
こゝ
にユダとベニヤミンの
宗家
そうけ
の
長
ちやう
祭司
さいし
レビ
人
びと
など
凡
すべ
て
神
かみ
にその
心
こゝろ
を
感動
かんどう
せられし
者等
ものども
ヱルサレムなるヱホバの
室
いへ
を
建
たて
んとて
起󠄃
たち
おこれり
6
その
周󠄃圍
まはり
の
人々
ひと〴〵
みな
銀
ぎん
の
器
うつは
黄金
わうごん
貨財
くわざい
家畜
かちく
および
寳物
はうもつ
を
予
あた
へて
之
これ
に
力
ちから
をそへこの
外
ほか
にまた
各種
もろ〳〵
の
物
もの
を
誠意󠄃
まごころ
より
獻
さゝ
げたり
7
クロス
王
わう
またネブカデネザルが
前󠄃
さき
にヱルサレムより
携
たづさ
へ
出
いだ
して
己
おのれ
の
神
かみ
の
室
いへ
に
納󠄃
をさ
めたりしヱホバの
室
いへ
の
器皿
うつはもの
を
取
とり
いだせり
8
即
すなは
ちペルシヤ
王
わう
クロス
庫官
くらづかさ
ミテレダテの
手
て
をもて
之
これ
を
取
とり
いだしてユダの
牧伯
つかさ
セシバザルに
數
かぞ
へ
交付
わた
せり
9
その
數
かず
は
是
かく
のごとし
金
きん
の
盤
さら
三十
銀
ぎん
の
盤
さら
一
千
せん
小刀
こがたな
二十九
10
金
きん
の
大斝
おほさかづき
三十、二
等
とう
の
銀
ぎん
の
大斝
おほさかづき
四
百
ひやく
十 その
他
ほか
の
器具󠄄
うつはもの
一
千
せん
11
金銀
きんぎん
の
器皿
うつはもの
は
合
あは
せて五
千
せん
四
百
ひやく
ありしがセシバザル
俘擄人
とらはれびと
等
ら
をバビロンよりヱルサレムに
將
ゐ
て
上
のぼ
りし
時
とき
に
之
これ
をことごとく
携
たづ
さへ
上
のぼ
れり
854㌻
第2章
1
徃昔
むかし
バビロンの
王
わう
ネブカデネザルに
擄
とら
へられバビロンに
遷󠄇
うつ
されたる
者
もの
のうち
俘囚
とらはれ
をゆるされてヱルサレムおよびユダに
上
のぼ
りおのおの
己
おのれ
の
邑
まち
に
歸
かへ
りし
此
この
州
しう
の
者
もの
は
左
さ
の
如
ごと
し
2
是
これ
皆
みな
ゼルバベル、ヱシユア、ネヘミヤ、セラヤ、レエラヤ、モルデカイ、ビルシヤン、ミスパル、ビグワイ、レホム、バアナ
等
ら
に
隨
したが
ひ
來
きた
れり
其
その
イスラエルの
民
たみ
の
人數
にんかず
は
是
かく
のごとし
3
パロシの
子孫
しそん
二
千
せん
百
ひやく
七十二
人
にん
4
シパテヤの
子孫
しそん
三
百
びやく
七十二
人
にん
5
アラの
子孫
しそん
七
百
ひやく
七十五
人
にん
6
ヱシユアとヨアブの
族
やから
たるパハテモアブの
子孫
しそん
二
千
せん
八
百
ぴやく
十二
人
にん
7
エラムの
子孫
しそん
千
せん
二
百
ひやく
五十四
人
にん
〘659㌻〙
8
ザツトの
子孫
しそん
九
百
ひやく
四十五
人
にん
9
ザツカイの
子孫
しそん
七
百
ひやく
六十
人
にん
10
バニの
子孫
しそん
六
百
ぴやく
四十二
人
にん
11
ベバイの
子孫
しそん
六
百
ぴやく
二十三
人
にん
12
アズガデの
子孫
しそん
千
せん
二
百
ひやく
二十二
人
にん
13
アドニカムの
子孫
しそん
六
百
ぴやく
六十六
人
にん
14
ビグワイの
子孫
しそん
二
千
せん
五十六
人
にん
15
アデンの
子孫
しそん
四
百
ひやく
五十四
人
にん
16
ヒゼキヤの
家
いへ
のアテルの
子孫
しそん
九十八
人
にん
17
ベザイの
子孫
しそん
三
百
びやく
二十三
人
にん
18
ヨラの
子孫
しそん
百
ひやく
十二
人
にん
19
ハシユムの
子孫
しそん
二
百
ひやく
二十三
人
にん
20
ギバルの
子孫
しそん
九十五
人
にん
21
ベテレヘムの
子孫
しそん
百
ひやく
二十三
人
にん
22
ネトパの
人
ひと
五十六
人
にん
23
アナトテの
人
ひと
百
ひやく
二十八
人
にん
24
アズマウテの
民
たみ
四十二
人
にん
25
キリアテヤリム、ケピラおよびベエロテの
民
たみ
七
百
ひやく
四十三
人
にん
26
ラマおよびゲバの
民
たみ
六
百
ぴやく
二十一
人
にん
27
ミクマシの
人
ひと
百
ひやく
二十二
人
にん
28
ベテルおよびアイの
人
ひと
二
百
ひやく
二十三
人
にん
29
ネボの
民
たみ
五十二
人
にん
30
マグビシの
民
たみ
百
ひやく
五十六
人
にん
31
他
ほか
のエラムの
民
たみ
千
せん
二
百
ひやく
五十四
人
にん
32
ハリムの
民
たみ
三
百
びやく
二十
人
にん
33
ロド、ハデデおよびオノの
民
たみ
七
百
ひやく
二十五
人
にん
34
ヱリコの
民
たみ
三
百
びやく
四十五
人
にん
35
セナアの
民
たみ
三
千
ぜん
六
百
ぴやく
三十
人
にん
36
祭司
さいし
はヱシユアの
家
いへ
のヱダヤの
子孫
しそん
九
百
ひやく
七十三
人
にん
37
インメルの
子孫
しそん
千
せん
五十二
人
にん
38
パシュルの
子孫
しそん
千
せん
二
百
ひやく
四十七
人
にん
855㌻
39
ハリムの
子孫
しそん
千
せん
十七
人
にん
40
レビ
人
びと
はホダヤの
子等
こども
ヱシユアとカデミエルの
子孫
しそん
七十四
人
にん
41
謳歌者
うたうたふもの
はアサフの
子孫
しそん
百
ひやく
二十八
人
にん
42
門
もん
を
守
まも
る
者
もの
の
子孫
しそん
はシヤルムの
子孫
しそん
アテルの
子孫
しそん
タルモンの
子孫
しそん
アツクブの
子孫
しそん
ハテタの
子孫
しそん
シヨバイの
子孫
しそん
合
あは
せて
百
ひやく
三十九
人
にん
43
ネテニ
人
びと
はヂハの
子孫
しそん
ハスパの
子孫
しそん
タバオテの
子孫
しそん
44
ケロスの
子孫
しそん
シアハの
子孫
しそん
パドンの
子孫
しそん
45
レバナの
子孫
しそん
ハガバの
子孫
しそん
アツクブの
子孫
しそん
46
ハガブの
子孫
しそん
シヤルマイの
子孫
しそん
ハナンの
子孫
しそん
47
ギデルの
子孫
しそん
ガハルの
子孫
しそん
レアヤの
子孫
しそん
48
レヂンの
子孫
しそん
ネコダの
子孫
しそん
ガザムの
子孫
しそん
49
ウザの
子孫
しそん
パセアの
子孫
しそん
ベサイの
子孫
しそん
50
アスナの
子孫
しそん
メウニムの
子孫
しそん
ネフシムの
子孫
しそん
51
バクブクの
子孫
しそん
ハクパの
子孫
しそん
ハルホルの
子孫
しそん
52
バヅリテの
子孫
しそん
メヒダの
子孫
しそん
ハルシヤの
子孫
しそん
53
バルコスの
子孫
しそん
シセラの
子孫
しそん
テマの
子孫
しそん
54
ネヂアの
子孫
しそん
ハテパの
子孫
しそん
等
とう
なり
55
ソロモンの
僕
しもべ
たりし
者等
ものども
の
子孫
しそん
すなはちソタイの
子孫
しそん
ハッソペレテの
子孫
しそん
ペリダの
子孫
しそん
56
ヤアラの
子孫
しそん
ダルコンの
子孫
しそん
ギデルの
子孫
しそん
57
シパテヤの
子孫
しそん
ハッテルの
子孫
しそん
ポケレテハツゼバイムの
子孫
しそん
アミの
子孫
しそん
〘660㌻〙
58
ネテニ
人
びと
とソロモンの
僕
しもべ
たりし
者等
ものども
の
子孫
しそん
とは
合
あはせ
せて三
百
びやく
九十二
人
にん
59
またテルメラ、テルハレサ、ケルブ、アダンおよびインメルより
上
のぼ
り
來
きた
れる
者
もの
ありしがその
宗家
そうか
の
長
ちやう
とその
血統
ちすぢ
とを
示
しめ
してイスラエルの
者
もの
なるを
明
あきら
かにすることを
得
え
ざりき
60
是
これ
すなはちデラヤの
子孫
しそん
トビヤの
子孫
しそん
ネコダの
子孫
しそん
にして
合
あは
せて六
百
ぴやく
五十二
人
にん
61
祭司
さいし
の
子孫
しそん
たる
者
もの
の
中
うち
にハバヤの
子孫
しそん
ハッコヅの
子孫
しそん
バルジライの
子孫
しそん
あり バルジライはギレアデ
人
びと
バルジライの
女
むすめ
を
妻
つま
に
娶
めと
りてその
名
な
を
名
なの
りしなり
856㌻
62
是等
これら
の
者
もの
譜系
なふみ
に
載
のせ
たる
者等
ものども
の
中
うち
におのが
名
な
を
尋󠄃
たづ
ねたれども
在
あら
ざりき
是
こ
の
故
ゆゑ
に
汚
けが
れたる
者
もの
として
祭司
さいし
の
中
うち
より
除
のぞ
かれたり
63
テルシヤタは
之
これ
に
吿
つげ
てウリムとトンミムを
帶
おぶ
る
祭司
さいし
の
興
おこ
るまでは
至聖󠄄物
いときよきもの
を
食󠄃
くら
ふべからずと
言
いへ
り
64
會衆
くわいしう
あはせて四
萬
まん
二
千
せん
三
百
びやく
六十
人
にん
65
この
外
ほか
にその
僕
しもべ
婢
しもめ
七
千
せん
三
百
びやく
三十七
人
にん
謳歌
うたうたふ
男
をとこ
女
をんな
二
百
ひやく
人
にん
あり
66
その
馬
むま
七
百
ひやく
三十六
匹
ひき
その
騾
ら
二
百
ひやく
四十五
匹
ひき
67
その
駱駝
らくだ
四
百
ひやく
三十五
匹
ひき
驢馬
ろば
六
千
せん
七
百
ひやく
二十
匹
ひき
68
宗家
そうか
の
長
ちやう
數
すう
人
にん
ヱルサレムなるヱホバの
室
いへ
にいたるにおよびてヱホバの
室
いへ
をその
本
もと
の
處
ところ
に
建
たて
んとて
物
もの
を
誠意󠄃
まごころ
より
獻
さゝ
げたり
69
即
すなは
ちその
力
ちから
にしたがひて
工事
こうじ
のために
庫
くら
を
納󠄃
をさ
めし
者
もの
は
金
きん
六
萬
まん
一
千
せん
ダリク
銀
ぎん
五
千
せん
斤
ぎん
祭司
さいし
の
衣服󠄃
ころも
百
ひやく
襲
かさね
なりき
70
祭司
さいし
レビ
人
びと
民等
たみども
謳歌者
うたうたふもの
門
もん
を
守
まも
る
者
もの
およびネテニ
人等
びとたち
その
邑々
まち〳〵
に
住󠄃
す
み
一切
すべて
のイスラエル
人
びと
その
邑々
まち〳〵
に
住󠄃
すめ
り
第3章
1
イスラエルの
子孫
ひと〴〵
かくその
邑々
まち〳〵
に
住󠄃居
すみをり
しが七
月
ぐわつ
に
至
いた
りて
民
たみ
一人
いちにん
のごとくにヱルサレムに
集
あつ
まれり
2
是
こゝ
に
於
おい
てヨザダクの
子
こ
ヱシユアとその
兄弟
きやうだい
なる
祭司
さいし
等
たち
およびシヤルテルの
子
こ
ゼルバベルとその
兄弟
きやうだい
等
ども
立
たち
おこりてイスラエルの
神
かみ
の
壇
だん
を
築
きづ
けり
是
これ
神
かみ
の
人
ひと
モーセの
律法
おきて
に
記
しる
されたる
所󠄃
ところ
に
循
したが
ひてその
上
うへ
に
燔祭
はんさい
を
獻
さゝ
げんとてなりき
3
彼等
かれら
は
壇
だん
をその
本
もと
の
處
ところ
に
設
まう
けたり
是
これ
國々
くに〴〵
の
民
たみ
を
懼
おそ
れしが
故
ゆゑ
なり
而
しか
してその
上
うへ
にて
燔祭
はんさい
をヱホバに
獻
さゝ
げ
朝󠄃夕
あさゆふ
にこれを
獻
さゝ
ぐ
4
またその
錄
しる
されたる
所󠄃
ところ
に
循
したが
ひて
結茅節󠄄
かりほずまひのいはひ
を
行
おこな
ひ
每日
まいにち
の
分󠄃
ぶん
を
按
かんが
へて
例
のり
に
照
てら
し
數
かず
のごとくに
日々
ひび
の
燔祭
はんさい
を
獻
さゝ
げたり
5
是
これ
より
後
のち
は
常
つね
の
燔祭
はんさい
および
月朔
ついたち
とヱホバの
一切
すべて
のきよき
節󠄄會
せちゑ
とに
用
もち
ゐる
供物
そなへもの
ならびに
人
ひと
の
誠意󠄃
まごころ
よりヱホバにたてまつる
供物
そなへもの
を
獻
さゝ
ぐることをす
6
即
すなは
ち七
月
ぐわつ
の一
日
じつ
よりして
燔祭
はんさい
をヱホバに
獻
さゝ
ぐることを
始
はじ
めけるがヱホバの
殿
みや
の
基礎
いしずゑ
は
未
いま
だ
置
すゑ
ざりき
〘661㌻〙
857㌻
7
是
こゝ
において
石工
いしだくみ
と
木工
こだくみ
に
金
かね
を
交付
わた
しまたシドンとツロの
者
もの
に
食󠄃物
くひもの
飮物
のみもの
および
油
あぶら
を
與
あた
へてペルシヤの
王
わう
クロスの
允准
ゆるし
にしたがひてレバノンよりヨツパの
海
うみ
に
香柏
かうはく
を
運󠄃
めぐ
ばしめたり
8
斯
かく
てヱルサレムより
神
かみ
の
室
いへ
に
歸
かへ
りたる
次
つぎ
の
年
とし
の
二月
ふたつき
にシヤルテルの
子
こ
ゼルバベル、ヨザダクの
子
こ
ヱシユアおよびその
兄弟
きやうだい
たる
他
ほか
の
祭司
さいし
レビ
人
びと
など
凡
すべ
て
俘囚
とらはれ
をゆるされてヱルサレムに
歸
かへ
りし
者等
ものども
を
始
はじ
め二十
歳
さい
以上
いじやう
のレビ
人
びと
を
立
たて
てヱホバの
室
いへ
の
工事
こうじ
を
監
かん
督
とく
せしむ
9
是
こゝ
に
於
おい
てユダの
子等
こら
なるヱシユアとその
子等
こら
および
兄弟
きやうだい
カデミエルとその
子等
こら
齊
ひと
しく
立
たち
て
神
かみ
の
家
いへ
の
工人
こうじん
を
監
かん
督
とく
せり ヘナダデの
子等
こら
およびその
子等
こら
と
兄弟
きやうだい
等
など
のレビ
人
びと
も
然
しか
り
10
かくて
建築者
いへづくり
ヱホバの
殿
みや
の
基礎
いしづゑ
を
置
すう
る
時
とき
祭司
さいし
等
たち
禮服󠄃
れいふく
を
衣
き
て
喇叭
らつぱ
を
執
と
りアサフの
子孫
しそん
たるレビ
人
びと
鐃鈸
ねうはち
を
執
と
りイスラエルの
王
わう
ダビデの
例
のり
に
循
したが
ひてヱホバを
讃美
さんび
す
11
彼等
かれら
班列
くみ
にしたがひて
諸共
もろとも
に
歌
うた
を
謠
うた
ひてヱホバを
讃
ほ
めかつ
頌
たゝ
へヱホバは
恩
めぐみ
ふかく
其
その
矜恤
あはれみ
は
永遠󠄄
とこしなへ
にたゆることなければなりと
言
いへ
り そのヱホバを
讃美
さんび
する
時
とき
に
民
たみ
みな
大
おほ
聲
ごゑ
をあげて
呼
よば
はれり ヱホバの
室
いへ
の
基礎
いしずゑ
を
据
すう
ればなり
12
されど
祭司
さいし
レビ
人
びと
宗家
そうか
の
長
ちやう
等
など
の
中
うち
に
以前󠄃
さき
の
室
いへ
を
見
み
たりし
老人
おいびと
ありけるが
今
いま
この
室
いへ
の
基礎
いしずゑ
をその
目
め
の
前󠄃
まへ
に
置
すう
るを
見
み
て
多
おほ
く
聲
こゑ
を
放
はな
ちて
泣
なけ
り また
喜悅
よろこび
のために
聲
こゑ
をあげて
呼
よば
はる
者
もの
も
多
おほ
かりき
13
是
こゝ
をもて
人衆
ひと〴〵
民
たみ
の
歡
よろ
こびて
呼
よば
はる
聲
こゑ
と
民
たみ
の
泣
な
く
聲
こゑ
とを
聞
きゝ
わくることを
得
え
ざりき そは
民
たみ
大
おほ
聲
ごゑ
に
呼
よば
はり
叫
さけ
びければその
聲
こゑ
遠󠄄
とほ
くまで
聞
きこ
えわたりたればなり
第4章
1
茲
こゝ
にユダとベニヤミンの
敵
てき
たる
者等
ものども
夫
かの
俘囚
とらはれ
より
歸
かへ
り
來
きた
りし
人々
ひと〴〵
イスラエルの
神
かみ
ヱホバのために
殿
みや
を
建
たつ
ると
聞
き
き
2
乃
すなは
ちゼルバベルと
宗家
そうか
の
長等
ちゃうなど
の
許
もと
に
至
いた
りて
之
これ
に
言
いひ
けるは
我儕
われら
をして
汝等
なんぢら
と
共
とも
に
之
これ
を
建
たて
しめよ
我
われ
らは
汝
なんぢ
らと
同
おな
じく
汝
なんぢ
らの
神
かみ
を
求
もと
む アッスリヤの
王
わう
エサルハドンが
我儕
われら
を
此
こゝ
に
携
たづさ
へのぼりし
日
ひ
より
以來
このかた
我
われ
らはこれに
犧牲
いけにへ
を
獻
さゝ
ぐるなりと
858㌻
3
然
しか
るにゼルバベル、ヱシユアおよびその
餘
ほか
のイスラエルの
宗家
そうか
の
長
ちやう
等
ら
これに
言
い
ふ
汝
なんぢ
らは
我
われ
らの
神
かみ
に
室
いへ
を
建
たつ
ることに
與
あづか
るべからず
我儕
われら
獨
ひと
りみづからイスラエルの
神
かみ
ヱホバのために
建
たつ
ることを
爲
す
べし
是
これ
ペルシヤの
王
わう
クロス
王
わう
の
我
われ
らに
命
めい
ぜし
所󠄃
ところ
なりと
4
是
こゝ
に
於
おい
てその
地
ち
の
民
たみ
ユダの
民
たみ
の
手
て
を
弱󠄃
よわ
らせてその
建築
けんちく
を
妨
さまた
げ
5
之
これ
が
計
はか
る
所󠄃
ところ
を
敗
やぶ
らんために
議
ぎ
官
くわん
に
賄賂
まひなひ
して
之
これ
に
敵
てき
せしむペルシヤ
王
わう
クロスの
世
よ
にある
日
ひ
よりペルシヤ
王
わう
ダリヨスの
治世
ぢせい
まで
常
つね
に
然
しか
り
〘662㌻〙
6
アハシユエロスの
治世
ぢせい
すなはち
其
その
治世
ぢせい
の
初
はじめ
に
彼
かれ
ら
表
へう
を
上
たてまつ
りてユダとヱルサレムの
民
たみ
を
誣
しひ
訟
うつた
へたり
7
またアルタシヤスタの
世
よ
にビシラム、ミテレダテ、タビエルおよびその
餘
ほか
の
同僚
ともがら
同
おな
じく
表
へう
をペルシヤの
王
わう
アルタシヤスタに
上
たてま
つれり その
書
ふみ
の
文
ぶん
はスリヤの
文字
もじ
にて
書
か
きスリヤ
語
ことば
にて
陳述󠄃
のべたて
たる
者
もの
なりき
8
方伯
はうはく
レホム
書記
しよき
官
くわん
シムシヤイ
書
ふみ
をアルタシヤスタ
王
わう
に
書
かき
おくりてヱルサレムを
誣
し
ゆ
左
さ
のごとし
9
即
すなは
ち
方伯
はうはく
レホム
書記
しよき
官
くわん
シムシヤイおよびその
餘
ほか
の
同僚
ともがら
デナ
人
びと
アパルサテカイ
人
びと
タルペライ
人
びと
アパルサイ
人
びと
アルケロイ
人
びと
バビロン
人
びと
シユシヤン
人
びと
デハウ
人
びと
エラマイ
人
びと
10
ならびに
其
その
他
ほか
の
民
たみ
すなはち
大臣
だいじん
オスナパルが
移
うつ
してサマリアの
邑
まち
および
河外
かはむか
ふのその
他
ほか
の
地
ち
に
置
おき
し
者等
ものども
云々
うんぬん
11
其
その
アルタシヤスタ
王
わう
に
上
たてまつ
りし
書
ふみ
の
稿
うつし
は
是
これ
なく
云
いは
く
河外
かはむか
ふの
汝
なんぢ
の
僕
しもべ
等
ども
云々
うんぬん
12
王
わう
知
しる
たまへ
汝
なんぢ
の
所󠄃
ところ
より
上
のぼ
り
來
きた
りしユダヤ
人
びと
ヱルサレムに
到
いた
りてわれらの
中
なか
にいりかの
背
そむ
き
悖
もと
る
惡
にく
き
邑
まち
を
建
たて
なほし
石垣
いしがき
を
築
きづ
きあげその
基礎
いしずゑ
を
固
かた
うせり
859㌻
13
然
され
ば
王
わう
いま
知
しり
たまへ
若
もし
この
邑
まち
を
建
た
て
石垣
いしがき
を
築
きづ
きあげなば
彼
かれ
ら
必
かなら
ず
貢賦
こうふ
租税
そぜい
税金
ぜいきん
などを
納󠄃
いれ
じ
然
さ
すれば
終󠄃
つひ
に
王等
わうたち
の
不利
ふり
とならん
14
そもそも
我
われ
らは
王
わう
の
鹽
しほ
を
食󠄃
は
む
者
もの
なれば
王
わう
の
輕
かろ
んぜらるるを
見
み
るに
忍󠄄
しの
びず
茲
こゝ
に
人
ひと
を
遣󠄃
つか
はし
王
わう
に
奏聞
そうもん
す
15
列祖
れつそ
の
記錄
きろく
の
書
ふみ
を
稽
かんが
へたまへ
必
かなら
ずその
記錄
きろく
の
書
ふみ
の
中
なか
において
此
この
邑
まち
は
背
そむ
き
悖
もと
る
邑
まち
にして
諸
しよ
王
わう
と
諸州
しよしう
とに
害󠄅
がい
を
加
くは
へし
者
もの
なるを
見
み
その
中
うち
に
古來
こらい
叛逆󠄃
ほんぎやく
の
事
こと
ありしを
知
しり
たまふべし
此
この
邑
まち
の
滅
ほろ
ぼされしは
此故
このゆゑ
に
緣
よ
るなり
16
我
われ
ら
王
わう
に
奏聞
そうもん
す
若
もし
この
邑
まち
を
建
た
て
石垣
いしがき
を
築
きづ
きあげなばなんぢは
之
これ
がために
河外
かはむか
ふの
領
りやう
分󠄃
ぶん
をうしなふなるべしと
17
王
わう
すなはち
方伯
はうはく
レホム
書記
しよき
官
くわん
シムシヤイこの
餘
ほか
サマリアおよび
河外
かはむか
ふのほかの
處
ところ
に
住󠄃
すめ
る
同僚
ともがら
に
答書
こたへぶみ
をおくりて
云
いは
く
平󠄃安
へいあん
あれ
云々
うんぬん
18
汝
なんぢ
らが
我儕
われら
におくりし
書
ふみ
をば
我
わが
前󠄃
まへ
に
讀解
よみとか
しめたり
19
我
われ
やがて
詔書
みことのり
を
下
くだ
して
稽考
かんがへ
しめしに
此
これ
邑
まち
の
古來
こらい
起󠄃
おこ
りて
諸
しよ
王
わう
に
背
そむ
きし
事
こと
その
中
なか
に
反亂
はんらん
謀叛
むほん
のありし
事
こと
など
詳悉
つまびらか
なり
20
またヱルサレムには
在昔
むかし
大
おほい
なる
王等
わうたち
ありて
河外
かはむか
ふをことごとく
治
をさ
め
貢賦
こうふ
租税
そぜい
税金
ぜいきん
などを
己
おのれ
に
納󠄃
いれ
しめたる
事
こと
あり
21
然
され
ば
汝
なんぢ
ら
詔言
みことのり
を
傳
つた
へて
其
その
人々
ひと〴〵
を
止
とゞ
め
我
わ
が
詔言
みことのり
を
下
くだ
すまで
此
この
邑
まち
を
建
たつ
ること
無
なか
らしめよ
22
汝
なんぢ
ら
愼
つゝし
め
之
これ
を
爲
なす
ことを
忽
ゆるかせ
にする
勿
なか
れ
何
なん
ぞ
損害󠄅
そんがい
を
增
まし
て
王
わう
に
害󠄅
がい
を
及
およ
ぼすべけんやと
〘663㌻〙
23
アルタシヤスタ
王
わう
の
書
ふみ
の
稿
うつし
をレホム
及
およ
び
書記
しよき
官
くわん
シムシヤイとその
同僚
ともがら
の
前󠄃
まへ
に
讀
よむ
あげければ
彼等
かれら
すなはちヱルサレムに
奔
はせ
ゆきてユダヤ
人
びと
に
就
つ
き
腕力
ちから
と
權威
いきほひ
とをもて
之
これ
を
止
とゞ
めたり
24
此
こゝ
をもてヱルサレムなる
神
かみ
の
室
いへ
の
工事
こうじ
止
や
みぬ
即
すなは
ちペルシヤ
王
わう
ダリヨスの
治世
ぢせい
の二
年
ねん
まで
止
や
みたりき
第5章
1
爰
こゝ
に
預言者
よげんしや
ハガイおよびイドの
子
こ
ゼカリヤの
二人
ふたり
の
預言者
よげんしや
ユダとヱルサレムに
居
を
るユダヤ
人
びと
に
向
むか
ひてイスラエルの
神
かみ
の
名
な
をもて
預言
よげん
する
所󠄃
ところ
ありければ
2
シヤルテルの
子
こ
ゼルバベルおよびヨザダクの
子
こ
ヱシユア
起󠄃
たち
あがりてヱルサレムなる
神
かみ
の
室
いへ
を
建
たつ
ることを
始
はじ
む
神
かみ
の
預言者
よげんしや
等
たち
これと
共
とも
に
在
あり
て
之
これ
を
助
たす
く
860㌻
3
その
時
とき
に
河外
かはむかふ
の
總督
そうとく
タテナイといふ
者
もの
セタルボズナイおよびその
同僚
ともがら
とともにその
所󠄃
ところ
に
來
きた
り
誰
た
が
汝
なんぢ
らに
此
この
室
いへ
を
建
たち
て
此
この
石垣
いしがき
を
築
きづ
きあぐることを
命
めい
ぜしやと
斯
かく
言
い
ひ
4
また
此
この
建物
たてもの
を
建
たつ
る
人々
ひと〴〵
の
名
な
は
何
なに
といふやと
斯
かく
これに
問
とへ
り
5
然
しか
るにユダヤ
人
びと
の
長老
としより
等
たち
の
上
うへ
にはその
神
かみ
の
目
め
そそぎゐたれば
彼等
かれら
これを
止
とゞ
むること
能
あた
はずして
遂󠄅
つひ
にその
事
こと
をダリヨスに
奏
そう
してその
返󠄄答
こたへ
の
來
きた
るを
待
まて
り
6
河外
かはむか
ふの
總督
そうとく
タテナイおよびセタルボズナイとその
同僚
ともがら
なる
河外
かはむか
ふのアパルサカイ
人
びと
がダリヨス
王
わう
に
上
たて
まつりし
書
ふみ
の
稿
うつし
は
左
さ
のごとし
7
即
すなは
ち
其
その
上
たて
まつりし
書
ふみ
の
中
なか
に
書
かき
しるしたる
所󠄃
ところ
は
是
かく
のごとし
云
いは
く
願
ねがは
くはダリヨス
王
わう
に
大
おほい
なる
平󠄃安
へいあん
あれ
8
王
わう
知
しり
たまへ
我儕
われら
ユダヤ
州
しう
に
徃
ゆき
てかの
大神
おほかみ
の
室
いへ
に
至
いた
り
視
み
しに
巨󠄃石
おほいし
をもて
之
これ
を
建
た
て
材木
ざいもく
を
組
くみ
て
壁
かべ
を
作
つく
り
居
を
り
其
その
工事
こうじ
おほいに
捗
はか
どりてその
手
て
を
下
くだ
すところ
成
なら
ざる
無
な
し
9
是
こゝ
に
於
おい
て
我儕
われら
その
長老
としより
等
ども
に
問
とふ
てこれに
斯
かく
いへり
誰
た
が
汝
なんぢ
らに
此
この
室
いへ
を
建
た
てこの
石垣
いしがき
を
築
きづ
きあぐることを
命
めい
ぜしやと
10
我儕
われら
またその
首長
かしら
たる
人々
ひと〴〵
の
名
な
を
書
かき
しるして
汝
なんぢ
に
奏聞
そうもん
せんがためにその
名
な
を
問
とへ
り
11
時
とき
に
彼等
かれら
かく
我
われ
らに
答
こた
へて
言
いへ
り
我儕
われら
は
天地
てんち
の
神
かみ
の
僕
しもべ
にして
年
とし
久
ひさ
しき
昔
むかし
に
建
たて
おかれし
殿
みや
を
再
ふたゝ
び
建
たつ
るなり
是
これ
は
素
もと
イスラエルの
大
おほい
なる
王
わう
某
なにがし
の
建築
たてきづ
きたる
者
もの
なしりが
12
我
われ
らの
父󠄃
ちゝ
等
たち
天
てん
の
神
かみ
の
震怒
いかり
を
惹起󠄃
ひきおこ
せしに
緣
より
てつひに
之
これ
をカルデヤ
人
びと
バビロンの
王
わう
ネブカデネザルの
手
て
に
付
わた
したまひければ
彼
かれ
この
殿
みや
を
毀
こぼ
ち
民
たみ
をバビロンに
擄
とら
へゆけり
13
然
しか
るにバビロンの
王
わう
クロスの
元年
ぐわんねん
にクロス
王
わう
神
かみ
のこの
室
いへ
を
建
たつ
べしとの
詔言
みことのり
を
下
くだ
したまへり
14
然
しか
のみならず ヱルサレムの
殿
みや
よりネブカデネザルが
取
とり
いだしてバビロンの
殿
みや
に
携
たづさ
へいれし
神
かみ
の
室
いへ
の
金銀
きんぎん
の
器皿
うつはもの
もクロス
王
わう
これをバビロンの
殿
みや
より
取
とり
いだし
其
その
立
たて
たる
總督
そうとく
セシバザルと
名
なづ
くる
者
もの
に
之
これ
を
付
わた
し
〘664㌻〙
15
而
しか
して
彼
かれ
に
言
いひ
けらく
是等
これら
の
器皿
うつはもの
を
取
と
り
徃
ゆき
て
之
これ
をヱルサレムの
殿
みや
に
携
たづさ
へいれ
神
かみ
の
室
いへ
をその
本
もと
の
處
ところ
に
建
たて
よと
861㌻
16
是
こゝ
において
其
その
セシバザル
來
きた
りてヱルサレムなる
神
かみ
の
室
いへ
の
石礎
いしずゑ
を
置
すゑ
たりき
其時
そのとき
よりして
今
いま
に
至
いた
るまで
之
これ
を
建
たて
つつありしが
猶
なほ
いまだ
竣
をは
らざるなりと
17
然
され
ば
今
いま
王
わう
もし
善
よし
となされなば
請󠄃
こ
ふ
御
おん
膝
ひざ
下
もと
バビロンにある
所󠄃
ところ
の
王
わう
の
寳
はう
藏
ざう
を
査
しら
べたまひて
神
かみ
のこの
室
いへ
を
建
たつ
べしとの
詔言
みことのり
のクロス
王
わう
より
出
いで
しや
否
いなや
を
稽
かんが
へ
而
しか
して
王
わう
此事
このこと
につきて
御旨
おんむね
を
我
われ
らに
諭
さと
したまえ
第6章
1
是
こゝ
に
於
おい
てダリヨス
王
わう
詔言
みことのり
を
出
いだ
しバビロンにて
寳
たから
物
もの
を
藏
をさ
むる
所󠄃
ところ
の
文
ふみ
庫
ぐら
に
就
つき
て
査
しら
べ
稽
かんがへ
しめしに
2
メデア
州
しう
の
都城
みやこ
アクメタにて
一
ひとつ
の
卷物
まきもの
を
得
え
たり その
內
うち
に
書
かき
しるせる
記錄
きろく
は
是
かく
のごとし
3
クロス
王
わう
の
元年
ぐわんねん
にクロス
王
わう
詔言
みことのり
を
出
いだ
せり
云
いは
くヱルサレムなる
神
かみ
の
室
いへ
の
事
こと
につきて
諭
さと
す その
犧牲
いけにへ
を
獻
さゝ
ぐる
所󠄃
ところ
なる
殿
みや
を
建
た
てその
石礎
いしずゑ
を
堅
かた
く
置
す
ゑ
其
その
室
いへ
の
高
たかさ
を六十キユビトにし
其
その
濶
ひろさ
を六十キユビトにし
4
巨󠄃石
おほいし
三行
みならび
新木
にひぎ
一行
ひとならび
を
以
もて
せよ
其
その
費用
つひえ
は
王
わう
の
家
いへ
より
授
さづ
くべし
5
またネブカデネザルがヱルサレムの
殿
みや
より
取
とり
いだしてバビロンに
携
たづさ
へきたりし
神
かみ
の
室
いへ
の
金銀
きんぎん
の
器皿
うつはもの
は
之
これ
を
還󠄃
かへ
してヱルサレムの
殿
みや
に
持
もち
ゆかしめ
神
かみ
の
室
いへ
に
置
おき
てその
故
もと
の
所󠄃
ところ
にあらしむべしと
6
然
され
ば
河外
かはむか
ふの
總督
そうとく
タテナイおよびセタルボズナイとその
同僚
ともがら
なる
河外
かはむか
ふのアパルサカイ
人
びと
汝等
なんぢら
これに
遠󠄄
とほ
ざかるべし
7
神
かみ
のその
室
いへ
の
工事
こうじ
を
妨
さまた
ぐる
勿
なか
れ ユダヤ
人
びと
の
牧伯
つかさ
とユダヤ
人
びと
の
長老
としより
等
ども
に
神
かみ
のその
家
いへ
を
故
もと
の
處
ところ
に
建
たて
しめよ
8
我
われ
また
詔言
みことのり
を
出
いだ
し
其
その
神
かみ
の
家
いへ
を
建
たつ
ることにつきて
汝
なんぢ
らが
此
この
ユダヤ
人
びと
の
長老
としより
等
ども
に
爲
なす
べきことを
示
しめ
す
王
わう
の
財寳
ざいはう
の
中
うち
すなはち
河外
かはむか
ふの
租税
そぜい
の
中
うち
より
迅󠄄速󠄃
すみやか
に
費用
つひえ
をその
人々
ひと〴〵
に
與
あた
へよその
工事
こうじ
を
滯
とどこ
ほらしむる
勿
なか
れ
9
又󠄂
また
その
需
もと
むる
物
もの
即
すなは
ち
天
てん
の
神
かみ
にたてまつる
燔祭
はんさい
の
小牛
こうし
牡羊
をひつじ
および
羔羊
こひつじ
ならびに
麥
むぎ
鹽
しほ
酒
さけ
油
あぶら
など
凡
すべ
てヱルサレムにをる
祭司
さいし
の
定
さだ
むる
所󠄃
ところ
に
循
したが
ひて
日々
ひごと
に
怠慢
おこたり
なく
彼等
かれら
に
與
あた
へ
10
彼
かれ
らをして
馨
かうば
しき
香
にほひ
の
犧牲
いけにへ
を
天
てん
の
神
かみ
に
獻
さゝ
ぐることを
得
え
せしめ
王
わう
とその
子女
こども
の
生命
いのち
のために
祈
いの
ることを
得
え
せしめよ
862㌻
11
かつ
我
われ
詔言
みことのり
を
出
いだ
す
誰
たれ
にもせよ
此
この
言
ことば
を
易
かふ
る
者
もの
あらば
其
その
家
いへ
の
梁
はり
を
拔
ぬ
きとり
彼
かれ
を
擧
あげ
て
之
これ
に
釘
つけ
ん その
家
いへ
はまた
之
これ
がために
厠
かはや
にせらるべし
12
凡
およ
そ
之
これ
を
易
か
へまたヱルサレムなるその
神
かみ
の
室
いへ
を
毀
こぼ
たんとて
手
て
を
出
いだ
す
王
わう
あるひは
民
たみ
は
彼處
かしこ
にその
名
な
を
留
とど
め
給
たま
ふ
神
かみ
ねがはくはこれを
倒
たふ
したまへ
我
われ
ダリヨス
詔言
みことのり
を
出
いだ
せり
迅󠄄速󠄃
すみやか
に
之
これ
を
行
おこ
なへ
〘665㌻〙
13
ダリヨス
王
わう
かく
諭
さと
しければ
河外
かはむか
ふの
總督
そうとく
タテナイおよびセタルボズナイとその
同僚
ともがら
迅󠄄速󠄃
すみやか
に
之
これ
を
行
おこ
なへり
14
ユダヤ
人
びと
の
長老
としより
等
たち
すなはち
之
これ
を
建
た
て
預言者
よげんしや
ハガイおよびイドの
子
こ
ゼカリヤの
預言
よげん
に
由
より
て
之
これ
を
成就
なしとげ
たり
彼等
かれら
イスラエルの
神
かみ
の
命
めい
に
循
したが
ひクロス、ダリヨスおよびペルシヤ
王
わう
アルタシヤスタの
詔言
みことのり
に
依
より
て
之
これ
を
建竣
たてをへ
ぬ
15
ダリヨス
王
わう
の
治世
ぢせい
の六
年
ねん
アダルの
月
つき
の
三日
みつか
にこの
室
いへ
成
なれ
り
16
是
こゝ
に
於
おい
てイスラエルの
子孫
ひと〴〵
祭司
さいし
レビ
人
びと
およびその
餘
ほか
の
俘擄人
とらはれびと
よろこびて
神
かみ
のこの
室
いへ
の
落成
らくせい
禮
れい
を
行
おこ
なへり
17
即
すなは
ち
神
かみ
のこの
室
いへ
の
落成
らくせい
禮
れい
において
牡牛
をうし
一
百
びやく
牡羊
をひつじ
二
百
ひやく
羔羊
こひつじ
四
百
ひやく
を
獻
さゝ
げまたイスラエルの
支派
わかれ
の
數
かず
にしたがひて
牡山羊
をやぎ
十二を
獻
さゝ
げてイスラエル
全󠄃體
ぜんたい
のために
罪祭
ざいさい
となし
18
祭司
さいし
をその
分󠄃別
わかち
にしたがひて
立
た
て レビ
人
びと
をその
班列
くみ
にしたがひて
立
た
て ヱルサレムに
於
おい
て
神
かみ
に
事
つか
へしむ
凡
すべ
てモーセの
書
ふみ
に
書
かき
しるしたるが
如
ごと
し
19
斯
かく
て
俘囚
とらはれ
より
歸
かへ
り
來
きた
りし
人々
ひと〴〵
正
しやう
月
ぐわつ
の十
四日
よつか
に
逾越節󠄄
すぎこしのいはひ
を
行
おこな
へり
20
即
すなは
ち
祭司
さいし
レビ
人
びと
共
とも
に
身
み
を
潔󠄄
きよ
めて
皆
みな
潔󠄄
きよ
くなり
一切
すべて
俘囚
とらはれ
より
歸
かへ
り
來
きた
りし
人々
ひと〴〵
のため
其
その
兄弟
きやうだい
たる
祭司
さいし
等
たち
のため
又󠄂
また
自己
おのれ
のために
逾越
すぎこし
の
物
もの
を
宰
ほふ
れり
21
擄
とら
はれゆきて
歸
かへ
り
來
き
しイスラエルの
子孫
ひと〴〵
および
其
その
國
くに
の
異邦人
ことくにびと
の
汚穢
けがれ
を
棄
す
て
是等
これら
に
附
つき
てイスラエルの
神
かみ
ヱホバを
求
もと
むる
者等
ものども
すべて
之
これ
を
食󠄃
くら
ひ
22
喜
よろこ
びて
七日
なぬか
の
間
あひだ
酵
たね
いれぬパンの
節󠄄
いはひ
を
行
おこな
へり
是
こ
はヱホバかれらを
喜
よろこ
ばせアッスリヤの
王
わう
の
心
こゝろ
を
彼
かれ
らに
向
むか
はせ
彼
かれ
をしてイスラエルの
神
かみ
にまします
神
かみ
の
家
いへ
の
工事
こうじ
を
助
たす
けさせたまひしが
故
ゆゑ
なり
863㌻
第7章
1
是等
これら
の
事
こと
の
後
のち
ペルシヤ
王
わう
アルタシヤスタの
治世
ぢせい
にエズラといふ
者
もの
あり エズラはセラヤの
子
こ
セラヤはアザリヤの
子
こ
アザリヤはヒルキヤの
子
こ
2
ヒルキヤはシヤルムの
子
こ
シヤルムはザドクの
子
こ
ザドクはアヒトブの
子
こ
3
アヒトブはアマリヤの
子
こ
アマリヤはアザリヤの
子
こ
アザリヤはメラヨテの
子
こ
4
メラヨテはゼラヒヤの
子
こ
ゼラヒヤはウジの
子
こ
ウジはブツキの
子
こ
5
ブツキはアビシユアの
子
こ
アビシユアはピネハスの
子
こ
ピネハスはエレアザルの
子
こ
エレアザルは
祭司
さいし
の
長
をさ
アロンの
子
こ
なり
6
此
この
エズラ、バビロンより
上
のぼ
り
來
きた
れり
彼
かれ
はイスラエルの
神
かみ
ヱホバの
授
さづ
けたまひしモーセの
律法
おきて
に
精
くは
しき
學士
がくし
なりき
其
その
神
かみ
ヱホバの
手
て
これが
上
うへ
にありしに
因
より
てその
求
もと
むる
所󠄃
ところ
を
王
わう
ことごとく
許
ゆる
せり
〘666㌻〙
7
アルタシヤスタ
王
わう
の七
年
ねん
にイスラエルの
子孫
ひと〴〵
および
祭司
さいし
レビ
人
びと
謳歌者
うたうたふもの
門
もん
を
守
まも
る
者
もの
ネテニ
人
びと
など
多
おほ
くヱルサレムに
上
のぼ
れり
8
王
わう
の七
年
ねん
の五
月
ぐわつ
にエズラ、ヱルサレムに
到
いた
れり
9
即
すなは
ち
正
しやう
月
ぐわつ
の
一日
いちじつ
にバビロンを
出
いで
たちて五
月
ぐわつ
の
一日
いちじつ
にヱルサレムに
至
いた
る
其
その
神
かみ
のよき
手
て
これが
上
うへ
にありしに
因
より
てなり
10
エズラは
心
こゝろ
をこめてヱホバの
律法
おきて
を
求
もと
め
之
これ
を
行
おこな
ひてイスラエルの
中
うち
に
法度
のり
と
例規
さだめ
とを
敎
をし
へたりき
11
ヱホバの
誡命
いましめ
の
言
ことば
に
精
くは
しく
且
か
つイスラエルに
賜
たま
ひし
法度
のり
に
明
あきら
かなる
學士
がくし
にて
祭司
さいし
たるエズラにアルタシヤスタ
王
わう
の
與
あた
へし
書
ふみ
の
言
ことば
は
是
かく
のごとし
12
諸
しよ
王
わう
の
王
わう
アルタシヤスタ
天
てん
の
神
かみ
の
律法
おきて
の
學士
がくし
なる
祭司
さいし
エズラに
諭
さと
す
願
ねがは
くは
全󠄃
まつたく
云々
うん〳〵
13
我
われ
詔言
みことのり
を
出
いだ
す
我
わが
國
くに
の
內
うち
にをるイスラエルの
民
たみ
およびその
祭司
さいし
レビ
人
びと
の
中
うち
凡
すべ
てヱルサレムに
徃
ゆか
んと
志
こころざ
す
者
もの
は
皆
みな
なんぢと
偕
とも
に
徃
ゆく
べし
14
汝
なんぢ
はおのが
手
て
にある
汝
なんぢ
の
神
かみ
の
律法
おきて
に
照
てら
してユダとヱルサレムの
模樣
ありさま
とを
察
さつ
せんために
王
わう
および七
人
にん
の
議
ぎ
官
くわん
に
遣󠄃
つか
はされて
徃
ゆ
くなり
15
且
かつ
汝
なんぢ
は
王
わう
とその
議
ぎ
官
くわん
がヱルサレムに
宮居
みやゐ
するところのイスラエルの
神
かみ
のために
誠意󠄃
まごころ
よりささぐる
金銀
きんぎん
を
携
たづさ
へ
864㌻
16
またバビロン
全󠄃
ぜん
州
しう
にて
汝
なんぢ
が
獲
え
る
一切
すべて
の
金銀
きんぎん
および
民
たみ
と
祭司
さいし
とがヱルサレムなる
其
その
神
かみ
の
室
いへ
のために
誠意󠄃
まごころ
よりする
禮物
そなへもの
を
携
たづ
さふ
17
然
され
ば
汝
なんぢ
その
金
かね
をもて
牡牛
をうし
牡羊
をひつじ
羔羊
こひつじ
およびその
素祭
そさい
と
灌祭
くわんさい
の
品
しな
を
速󠄃
すみやか
に
買
か
ひヱルサレムにある
汝
なんぢ
らの
神
かみ
の
室
いへ
の
壇
だん
の
上
うへ
にこれを
獻
さゝ
ぐべし
18
また
汝
なんぢ
と
汝
なんぢ
の
兄弟
きやうだい
等
ら
その
餘
あま
れる
金銀
きんぎん
をもて
爲
なさ
んと
欲
ほつ
する
所󠄃
ところ
あらば
汝
なんぢ
らの
神
かみ
の
旨
むね
にしたがひて
之
これ
を
爲
な
せ
19
また
汝
なんぢ
の
神
かみ
の
室
いへ
の
奉事
つとめ
のために
汝
なんぢ
が
賜
たま
はりし
器皿
うつはもの
は
汝
なんぢ
これをヱルサレムの
神
かみ
の
前󠄃
まへ
に
納󠄃
をさ
めよ
20
その
外
ほか
汝
なんぢ
の
神
かみ
の
室
いへ
のために
需
もと
むる
所󠄃
ところ
あらば
汝
なんぢ
の
用
もち
ひんとする
所󠄃
ところ
の
者
もの
をことごとく
王
わう
の
府庫
くら
より
取
とり
て
用
もち
ふべし
21
我
われ
や
我
われ
アルタシヤスタ
王
わう
河外
かはむか
ふの
一切
すべて
の
庫官
こくわん
に
詔言
みことのり
を
下
くだ
して
云
い
ふ
天
てん
の
神
かみ
の
律法
おきて
の
學士
がくし
祭司
さいし
エズラが
汝
なんぢ
らに
需
もと
むる
所󠄃
ところ
は
凡
すべ
てこれを
迅󠄄速󠄃
すみやか
に
爲
なす
べし
22
即
すなは
ち
銀
ぎん
は
百
ひやく
タラント
小
こ
麥
むぎ
は
百
ひやく
石
こく
酒
さけ
は
百
ひやく
バテ
油
あぶら
は
百
ひやく
バテ
鹽
しほ
は
量
はかり
なかるべし
23
天
てん
の
神
かみ
の
室
いへ
のために
天
てん
の
神
かみ
の
命
めい
ずる
所󠄃
ところ
は
凡
すべ
て
謹
つゝし
んで
之
これ
を
行
おこ
なへ しからずば
王
わう
とその
子等
こら
との
國
くに
に
恐
おそら
くは
震怒
いかり
のぞまん
24
かつ
我儕
われら
なんぢらに
諭
さと
す
祭司
さいし
レビ
人
びと
謳歌者
うたうたふもの
門
もん
を
守
まも
る
者
もの
ネテニ
人
びと
および
神
かみ
のその
室
いへ
の
役者
えきしゃ
などには
貢賦
こうふ
租税
そぜい
税金
ぜいきん
などを
課
くわ
すべからず
25
汝
なんぢ
エズラ
汝
なんぢ
の
手
て
にある
汝
なんぢ
の
神
かみ
の
智慧󠄄
ちゑ
にしたがひて
有司
つかさびと
および
裁判󠄄人
さばきびと
を
立
た
て
河外
かはむか
ふの
一切
すべて
の
民
たみ
すなはち
汝
なんぢ
の
神
かみ
の
律法
おきて
を
知
し
る
者等
ものども
を
盡
こと〴〵
く
裁判󠄄
さばか
しめよ
汝
なんぢ
らまた
之
これ
を
知
しら
ざる
者
もの
を
敎
をし
へよ
〘667㌻〙
26
凡
およ
そ
汝
なんぢ
の
神
かみ
の
律法
おきて
および
王
わう
の
律法
おきて
を
行
おこな
はざる
者
もの
をば
迅󠄄速󠄃
すみやか
にその
罪
つみ
を
定
さだ
めて
或
あるひ
は
殺
ころ
し
或
あるひ
は
追󠄃放
おひはな
ち
或
あるひ
はその
貨財
くわざい
を
沒收
もつしう
し
或
あるひ
は
獄
ひとや
に
繋
つな
ぐべし
27
我
われ
らの
先祖
せんぞ
の
神
かみ
ヱホバは
讃
ほむ
べき
哉
かな
斯
かく
王
わう
の
心
こゝろ
にヱルサレムなるヱホバの
室
いへ
を
飾󠄃
かざ
る
意󠄃
おもひ
を
起󠄃
おこ
させ
28
また
王
わう
の
前󠄃
まへ
とその
議
ぎ
官
くわん
の
前󠄃
まへ
と
王
わう
の
大臣
だいじん
の
前󠄃
まへ
にて
我
われ
に
矜恤
あはれみ
を
得
え
させたまへり
我
わが
神
かみ
ヱホバの
手
て
わが
上
うへ
にありしに
因
より
て
我
われ
は
力
ちから
を
得
え
イスラエルの
中
うち
より
首領
かしら
たる
人々
ひと〴〵
を
集
あつ
めて
我
われ
とともに
上
のぼ
らしむ
865㌻
第8章
1
アルタシヤスタ
王
わう
の
治世
ぢせい
に
我
われ
とともにバビロンより
上
のぼ
り
來
きた
りし
者等
ものども
の
宗家
そうけ
の
長
ちやう
およびその
系譜
けいふ
は
左
さ
のごとし
2
ピネハスの
子孫
しそん
の
中
うち
にてはゲルシヨム、イタマルの
子孫
しそん
の
中
うち
にてはダニエル、ダビデの
子孫
しそん
の
中
うち
にてはハットシ
3
シカニヤの
子孫
しそん
の
中
うち
パロシの
子孫
しそん
の
中
うち
にてはゼカリヤ
彼
かれ
と
偕
とも
にありて
名
な
簿
ふみ
に
載
のせ
られたる
男子
をとこ
百
ひやく
五十
人
にん
4
パハテモアブの
子孫
しそん
の
中
うち
にてはゼラヒヤの
子
こ
エリヨエナイ
彼
かれ
と
偕
とも
なる
男
をとこ
二
百
ひやく
人
にん
5
シカニヤの
子孫
しそん
の
中
うち
にてはヤハジエルの
子
こ
彼
かれ
と
偕
とも
なる
男
をとこ
三
百
びやく
人
にん
6
アデンの
子孫
しそん
の
中
うち
にてはヨナタンの
子
こ
エベデ
彼
かれ
とともなる
男
をとこ
五十
人
にん
7
エラムの
子孫
しそん
の
中
うち
にてはアタリヤの
子
こ
ヱサヤ
彼
かれ
と
偕
とも
なる
男
をとこ
七十
人
にん
8
シパテヤの
子孫
しそん
の
中
うち
にてはミカエルの
子
こ
ゼバデヤ
彼
かれ
とともなる
男
をとこ
八十
人
にん
9
ヨハブの
子孫
しそん
の
中
うち
にてはヱヒエルの
子
こ
オバデヤ
彼
かれ
とともなる
男
をとこ
二
百
ひやく
十八
人
にん
10
シロミテの
子孫
しそん
の
中
うち
にてはヨシピアの
子
こ
彼
かれ
とともなる
男
をとこ
百
ひやく
六十
人
にん
11
ベバイの
子孫
しそん
の
中
うち
にてはベバイの
子
こ
ゼカリヤ
彼
かれ
と
偕
とも
なる
男
をとこ
二十八
人
にん
12
アズガデの
子孫
しそん
の
中
うち
にてはハッカタンの
子
こ
ヨハナン
彼
かれ
とともなる
男
をとこ
百
ひやく
十
人
にん
13
アドニカムの
子孫
しそん
の
中
うち
の
後
のち
なる
者等
ものども
あり
其
その
名
な
をエリペレテ、ユエル、シマヤといふ
彼
かれ
らと
偕
とも
なる
男
をとこ
六十
人
にん
14
ビグワイの
子孫
しそん
の
中
うち
にてはウタイおよびザブデ
彼等
かれら
とともなる
男
をとこ
七十
人
にん
15
我
われ
かれらをアハワに
流
なが
るる
所󠄃
ところ
の
河
かは
の
邊
ほとり
に
集
あつ
めて
三日
みつか
が
間
あひだ
かしこに
天
てん
幕
まく
を
張居
はりゐ
たりしが
我
われ
民
たみ
と
祭司
さいし
とを
閲
けみ
せしにレビの
子孫
しそん
一人
ひとり
も
其處
そこ
に
居
をら
ざりければ
16
すなはち
人
ひと
を
遣󠄃
やり
てエリエゼル、アリエル、シマヤ、エルナタン、ヤリブ、エルナタン、ナタン、ゼカリヤ、メシユラムなどいふ
長
かしら
たる
人々
ひと〴〵
を
招
まね
きまた
敎晦
をしへ
を
施
ほど
こす
所󠄃
ところ
のヨヤリブおよびエルナタンを
招
まね
けり
17
而
しか
して
我
われ
カシピアといふ
處
ところ
の
長
をさ
イドの
許
もと
に
彼
かれ
らを
出
いだ
し
遣󠄃
つかは
せり
即
すなは
ち
我
われ
カシピアといふ
處
ところ
にをるイドとその
兄弟
きやうだい
なるネテニ
人
びと
に
吿
つ
ぐべき
詞
ことば
を
之
これ
が
口
くち
に
授
さづ
け
我等
われら
の
神
かみ
の
室
いへ
のために
役者
えきしゃ
を
我儕
われら
に
携
たづさ
へ
來
きた
れと
言
いひ
けるが
〘668㌻〙
866㌻
18
我
われ
らの
神
かみ
よく
我儕
われら
を
助
たす
けたまひて
彼等
かれら
つひにイスラエルの
子
こ
レビの
子
こ
マヘリの
子孫
しそん
イシケセルを
我
われ
らに
携
たづ
さへ
來
きた
り
又󠄂
また
セレビヤといふ
者
もの
およびその
子等
こども
と
兄弟
きやうだい
十八
人
にん
19
ハシヤビヤならびにメラリの
子孫
しそん
のヱサヤおよびその
兄弟
きやうだい
とその
子等
こども
二十
人
にん
を
携
たづさ
へ
20
またネテニ
人
びと
すなはちダビデとその
牧伯
つかさ
等
たち
がレビ
人
びと
に
事
つか
へしむるために
設
まう
けたりしネテニ
人
びと
二
百
ひやく
二十
人
にん
を
携
たづさ
へ
來
きた
れり
此
これ
等
ら
の
者
もの
は
皆
みな
その
名
な
を
掲
かゝ
げられたり
21
斯
かく
て
我
われ
かしこなるアハワの
河
かは
の
邊
ほとり
にて
斷食󠄃
だんじき
を
宣傳
ふれつた
へ
我儕
われら
の
神
かみ
の
前󠄃
まへ
にて
我儕
われら
身
み
を
卑
ひくく
し
我
われ
らと
我
われ
らの
小
ちひさ
き
者
もの
と
我
われ
らの
諸
もろ〳〵
の
所󠄃有
もちもの
のために
正
たゞ
しき
途󠄃
みち
を
示
しめ
されんことを
之
これ
に
求
もと
む
22
其
そ
は
我儕
われら
さきに
王
わう
に
吿
つげ
て
我
われ
らの
神
かみ
は
己
おのれ
を
求
もと
むる
者
もの
を
凡
すべ
て
善
よ
く
助
たす
けまた
己
おのれ
を
棄
すつ
る
者
もの
にはその
權能
ちから
と
震怒
いかり
とをあらはしたまふと
言
いひ
しに
因
より
て
我
われ
道󠄃路
みち
の
敵
てき
を防ぎて
我儕
われら
を
護
まも
るべき
步兵
ほへい
と
騎兵
きへい
とを
王
わう
に
請󠄃
こ
ふを
羞
は
ぢたればなり
23
かくてこのことを
我
われ
ら
斷食󠄃
だんじき
して
我儕
われら
の
神
かみ
に
求
もと
めけるに
其
その
祈禱
いのり
を
容
いれ
たまへり
24
時
とき
に
我
われ
祭司
さいし
の
長
をさ
十二
人
にん
即
すなは
ちセレビヤ、ハシヤビヤおよびその
兄弟
きやうだい
十
人
にん
を
之
これ
とともに
擇
えら
び
25
金銀
きんぎん
および
器皿
うつはもの
すなはち
王
わう
とその
議
ぎ
官
くわん
とその
牧伯
つかさ
と
彼處
かしこ
の
一切
すべて
のイスラエル
人
びと
とが
我
われ
らの
神
かみ
の
室
いへ
のために
獻
さゝ
げたる
奉納󠄃物
をさめもの
を
量
はか
りて
彼
かれ
らに
付
わた
せり
26
その
量
はか
りて
彼
かれ
らの
手
て
に
付
わた
せし
者
もの
は
銀
ぎん
六
百
ぴやく
五十タラント
銀
ぎん
の
器
うつは
百
ひやく
タラント
金
きん
百
ひやく
タラントなりき
27
また
金
きん
の
大斝
おほさかづき
二十あり一
千
せん
ダリクに
當
あた
るまた
光
ひか
り
輝
かがや
く
精
せい
銅
どう
の
器
うつは
二箇
ふたつ
あり その
貴
たふと
きこと
金
きん
のごとし
28
而
しか
して
我
われ
かれらに
言
いへ
り
汝等
なんぢら
はヱホバの
聖󠄄者
きよきもの
なり
此
この
器皿
うつはもの
もまた
聖󠄄
きよ
し
又󠄂
また
この
金銀
きんぎん
は
汝
なんぢ
らの
先祖
せんぞ
の
神
かみ
ヱホバに
奉
たて
まつりし
誠意󠄃
まごころ
よりの
禮物
そなへもの
なり
29
汝等
なんぢら
ヱルサレムに
至
いた
りてヱホバの
家
いへ
の
室
へや
に
於
おい
て
祭司
さいし
レビ
人
びと
の
長等
をさたち
およびイスラエルの
宗家
そうけ
の
首等
をさたち
の
前󠄃
まへ
に
量
はか
るまで
之
これ
を
伺
うかが
ひ
守
まも
るべしと
30
是
こゝ
に
於
おい
て
祭司
さいし
およびレビ
人
びと
その
金銀
きんぎん
および
器皿
うつはもの
をヱルサレムなる
我
われ
らの
神
かみ
の
室
いへ
に
携
たづさ
へゆかんとて
其
その
重
おもさ
にしたがひて
之
これ
を
受
うけ
取
と
れり
867㌻
31
我
われ
ら
正
しやう
月
ぐわつ
の十二
日
にち
にアハワの
河邊
かはべ
を
出
いで
たちてヱルサレム
赴
おもむ
きけるが
我
われ
らの
神
かみ
その
手
て
を
我
われ
らの
上
うへ
におき
我
われ
らを
救
すく
ひて
敵
てき
の
手
て
また
路
みち
に
伏
ふし
て
窺
うかゞ
ふ
者
もの
の
手
て
に
陷
おちい
らしめたまはざりき
32
我儕
われら
すなはちヱルサレムに
至
いた
りて
三日
みつか
かしこに
居
をり
しが
33
四日
よつか
にいたりて
我
われ
らの
神
かみ
の
室
いへ
においてその
金銀
きんぎん
および
器皿
うつはもの
をウリヤの
子
こ
祭司
さいし
メレモテの
手
て
に
量
はか
り
付
わた
せり ピネハスの
子
こ
エレアザル
彼
かれ
に
副
そ
ふ
又󠄂
また
ヱシユアの
子
こ
ヨザバデおよびビンヌイの
子
こ
ノアデヤの
二人
ふたり
のレビ
人
びと
かれらに
副
そ
ふ
〘669㌻〙
34
即
すなは
ちその
一々
いち〳〵
の
重
おもさ
と
數
かず
を
査
しら
べ
其
その
重
おもさ
をことごとく
其
その
時
とき
かきとめたり
35
俘囚
とらはれ
の
人々
ひと〴〵
のその
俘囚
とらはれ
をゆるされて
歸
かへ
り
來
き
し
者
もの
イスラエルの
神
かみ
に
燔祭
はんさい
を
獻
さゝ
げたり
即
すなは
ちイスラエル
全󠄃體
ぜんたい
にあたる
牡牛
をうし
十二を
獻
さゝ
げまた
牡羊
をひつじ
九十六
羔羊
こひつじ
七十七
罪祭
ざいさい
の
牡山羊
をやぎ
十二を
獻
さゝ
げたり
是
これ
みなヱホバにたてまつりし
燔祭
はんさい
なり
36
彼等
かれら
王
わう
の
勅諭
ちよくゆ
を
王
わう
の
代
だい
官
くわん
と
河外
かはむか
ふの
總督
そうとく
等
たち
に
示
しめ
しければその
人々
ひと〴〵
民
たみ
を
助
たす
けて
神
かみ
の
室
いへ
を
建
たて
しむ
第9章
1
是等
これら
の
事
こと
の
成
なり
し
後
のち
牧伯
つかさ
等
たち
我
わが
許
もと
にきたりて
言
い
ふ イスラエルの
民
たみ
祭司
さいし
およびレビ
人
びと
は
諸國
しよこく
の
民
たみ
とはなれずしてカナン
人
びと
ヘテ
人
びと
ペリジ
人
びと
エビス
人
びと
アンモニ
人
びと
モアブ
人
びと
エジプト
人
びと
アモリ
人
びと
などの
中
うち
なる
憎
にく
むべき
事
わざ
を
行
おこな
へり
2
即
すなは
ち
彼等
かれら
の
女子
むすめ
を
自
みづか
ら
娶
めと
りまたその
男子
むすこ
に
娶
めと
れば
聖󠄄種
きよきたね
諸國
しよこく
の
民
たみ
と
相雜
あひまじ
れり
牧伯
つかさ
たる
者
もの
長
をさ
たる
者
もの
さきだちてこの
愆
とが
を
犯
をか
せりと
3
我
われ
この
事
こと
を
聞
きゝ
て
我
わが
衣
ころも
と
袍
うはぎ
を
裂
さ
き
頭髮
かみのけ
と
鬚
ひげ
を
拔
ぬき
き
驚
おどろ
き
呆
あき
れて
坐
ざ
せり
4
イスラエルの
神
かみ
の
言
ことば
を
戰慄
をののき
おそるる
者
もの
はみな
俘囚
とらはれ
より
歸
かへ
り
來
き
し
者等
ものども
の
愆
とが
の
故
ゆゑ
をもて
我
わが
許
もと
に
集
あつ
まりしが
我
われ
は
晩
ばん
の
供物
そなへもの
の
時
とき
まで
驚
おどろ
きつつ
茫然
ぼうぜん
として
坐
ざ
しぬ
5
晩
ばん
の
供物
そなへもの
の
時
とき
にいたり
我
われ
その
苦
く
行
ぎやう
より
起󠄃
たち
て
衣
ころも
と
袍
うはぎ
とを
裂
さき
たるまま
膝
ひざ
を
屈
かが
めてわが
神
かみ
ヱホバにむかひ
手
て
を
舒
のべ
て
868㌻
6
言
いひ
けるは
我
わが
神
かみ
よ
我
われ
はわが
神
かみ
に
向
むか
ひて
面
かほ
を
擧
あぐ
るを
羞
はぢ
て
赧
あか
らむ
其
そ
は
我
われ
らの
罪
つみ
積
つみ
りて
頭
かしら
の
上
うへ
に
出
い
で
我
われ
らの
愆
とが
重
かさな
りて
天
てん
に
達󠄃
たつ
すればなり
7
我
われ
らの
先祖
せんぞ
の
日
ひ
より
今日
こんにち
にいたるまで
我
われ
らは
大
おほい
なる
愆
とが
を
身
み
に
負󠄅
おへ
り
我
われ
らの
罪
つみ
の
故
ゆゑ
によりて
我儕
われら
と
我
われ
らの
王等
わうたち
および
祭司
さいし
たちは
國々
くに〴〵
の
王等
わうたち
の
手
て
に
付
わた
され
劍
つるぎ
にかけられ
擄
とら
へゆかれ
掠
かす
められ
面
おもて
に
恥
はぢ
をかうぶれり
今日
こんにち
のごとし
8
然
しか
るに
今
いま
われらの
神
かみ
ヱホバ
暫
しばら
く
恩典
めぐみ
を
施
ほど
こして
逃󠄄
のが
れ
存
そん
すべき
者
もの
を
我
われ
らの
中
うち
に
殘
のこ
し
我
われ
らをしてその
聖󠄄所󠄃
きよきところ
にうちし
釘
つけ
のごとくならしめ
斯
かく
して
我
われ
らの
神
かみ
われらの
目
め
を
明
あきらか
にし
我
われ
らをして
奴隸
どれい
の
中
うち
にありて
少
すこし
く
生
いけ
る
心
こゝ
地
ち
せしめたまへり
9
そもそも
我
われ
らは
奴隸
どれい
の
身
み
なるがその
奴隸
どれい
たる
時
とき
にも
我
われ
らの
神
かみ
われらを
忘
わす
れず
反
かへつ
てペルシヤの
王等
わうたち
の
目
め
の
前󠄃
まへ
にて
我
われ
らに
憐憫
あはれみ
を
施
ほど
こして
我
われ
らに
活
いけ
る
心
こゝ
地
ち
せしめ
我
われ
らの
神
かみ
の
室
いへ
を
建
たて
しめ
其
その
破壞
やぶれ
を
修理
つくろ
はしめユダとヱルサレムにて
我
われ
らに
石垣
いしがき
をたまふ
10
我
われ
らの
神
かみ
よ
已
すで
に
是
かく
のごとくなれば
我
われ
ら
今
いま
何
なに
と
言
いひ
のべんや
我儕
われら
はやくも
汝
なんぢ
の
命令
めいれい
を
棄
すて
たればなり
〘670㌻〙
11
汝
なんぢ
かつて
汝
なんぢ
の
僕
しもべ
なる
預言者
よげんしや
等
たち
によりて
命
めい
じて
宣
のたま
へり
云
いは
く
汝
なんぢ
らが
徃
ゆき
て
獲
え
んとする
地
ち
はその
各
かく
地
ち
の
民
たみ
の
汚穢
けがれ
により
其
その
憎
にく
むべき
事
わざ
によりて
汚
けが
れたる
地
ち
にして
此
この
極
はて
より
彼
かの
極
はて
までその
汚穢
けがれ
盈
みち
わたるなり
12
然
され
ば
汝
なんぢ
らの
女子
むすめ
を
彼
かれ
らの
男子
むすこ
に
與
あた
ふる
勿
なか
れ
彼
かれ
らの
女子
むすめ
をなんぢらの
男子
むすこ
に
娶
めと
る
勿
なか
れ
又󠄂
また
何時
いつ
までもかれらの
爲
ため
に
平󠄃安
へいあん
をも
福祿
さいはひ
をも
求
もと
むべからず
然
さ
すれば
汝
なんぢ
ら
旺盛
さかん
にしてその
地
ち
の
佳物
よきもの
を
食󠄃
くら
ふことを
得
え
永
なが
くこれを
汝
なんぢ
らの
子孫
しそん
に
傳
つた
へて
產業
さんげふ
となさしむることを
13
我
われ
らの
惡
あし
き
行
おこなひ
により
我
われ
らの
大
おほい
なる
愆
とが
によりて
此
この
事
こと
すべて
我儕
われら
に
臨
のぞ
みたりしが
汝
なんぢ
我
われ
らの
神
かみ
はわれらの
罪
つみ
よりも
輕
かろ
く
我
われ
らを
罰
ばつ
して
我
われ
らの
中
うち
に
是
かく
のごとく
人
ひと
を
遺󠄃
のこ
したまひたれば
14
我儕
われら
再
ふたゝ
び
汝
なんぢ
の
命令
いひつけ
を
破
やぶ
りて
是等
これら
の
憎
にく
むべき
行
おこなひ
ある
民
たみ
と
緣
えん
を
結
むす
ぶべけんや
汝
なんぢ
我
われ
らを
怒
いか
りて
終󠄃
つひ
に
滅
ほろ
ぼし
盡
つく
し
遺󠄃
のこ
る
者
もの
も
逃󠄄
のが
るる
者
もの
も
無
なき
にいたらしめたまはざらんや
869㌻
15
イスラエルの
神
かみ
ヱホバよ
汝
なんぢ
は
義
たゞ
し
即
すなは
ち
我
われ
ら
逃󠄄
のが
れて
遺󠄃
のこ
ること
今日
こんにち
のごとし
今
いま
我
われ
ら
罪
つみ
にまとはれて
汝
なんぢ
の
前󠄃
まへ
にあり
是
これ
がために
一人
ひとり
として
汝
なんぢ
の
前󠄃
まへ
に
立
たつ
ことを
得
う
る
者
もの
なきなり
第10章
1
エズラ
神
かみ
の
室
いへ
の
前󠄃
まへ
に
泣
なき
伏
ふ
して
禱
いの
りかつ
懺悔
ざんげ
しをる
時
とき
に
男
をとこ
女
をんな
および
兒女
こども
はなはだし
多
おほ
くイスラエルの
中
うち
より
集
つど
ひて
彼
かれ
の
許
もと
に
聚
あつま
り
來
きた
れり すべての
民
たみ
はいたく
泣
なき
かなしめり
2
時
とき
にエラムの
子
こ
ヱヒエルの
子
こ
シカニヤ
答
こた
へてエズラに
言
い
ふ
我
われ
らはわれらの
神
かみ
に
對
むか
ひて
罪
つみ
を
犯
をか
し
此
この
地
ち
の
民
たみ
なる
異邦人
いはうじん
の
婦󠄃女
をんな
を
娶
めと
れり
然
さり
ながら
此
この
事
こと
につきてはイスラエルに
今
いま
なほ
望󠄇
のぞみ
あり
3
然
され
ば
我儕
われら
わが
主
しゆ
の
敎晦
をしへ
にしたがひ
又󠄂
また
我
われ
らの
神
かみ
の
命令
めいれい
に
戰慄
をのの
く
人々
ひと〴〵
の
敎晦
をしへ
にしたがひて
斯
かゝ
る
妻
つま
をことごとく
出
いだ
し
之
これ
が
產
うみ
たる
者
もの
を
去
さら
んといふ
契󠄅約
けいやく
を
今
いま
われらの
神
かみ
に
立
た
てん
而
しか
して
律法
おきて
にしたがひて
之
これ
を
爲
なす
べし
4
起󠄃
たて
よ
是
この
事
こと
は
汝
なんぢ
の
主
つかさ
どる
所󠄃
ところ
なり
我
われ
ら
汝
なんぢ
を
助
たす
くべし
心
こゝろ
を
强
つよ
くして
之
これ
を
爲
な
せと
5
エズラやがて
起󠄃
お
あがり
祭司
さいし
の
長等
をさたち
レビ
人
びと
およびイスラエルの
人衆
ひと〴〵
をして
此
この
言
ことば
のごとく
爲
なさ
んと
誓
ちか
はしめたり
彼
かれ
ら
乃
すなは
ち
誓
ちか
へり
6
かくてエズラ
神
かみ
の
家
いへ
の
前󠄃
まへ
より
起󠄃
たち
いでてエリアシブの
子
こ
ヨハナンの
室
へや
に
入
いり
しが
彼處
かしこ
に
至
いた
りてもパンを
食󠄃
くは
ず
水
みづ
を
飮
のま
ざりき
是
こ
は
俘囚
とらはれ
より
歸
かへ
り
來
きた
りし
者
もの
の
愆
とが
を
憂
うれ
へたればなり
7
斯
かく
てユダおよびヱルサレムに
遍󠄃
あま
ねく
宣
ふれ
て
俘囚
とらはれ
の
人々
ひと〴〵
に
盡
こと〴〵
く
示
しめ
して
云
い
ふ
汝
なんぢ
ら
皆
みな
ヱルサレムに
集
あつ
まるべし
8
凡
おほよ
そ
牧伯
つかさ
等
たち
と
長老
としより
等
たち
の
諭言
さとし
にしたがひて
三日
みつか
の
內
うち
に
來
きた
らざる
者
もの
は
皆
みな
その
一切
すべて
の
所󠄃有
もちもの
を
取
とり
あげられ
俘擄人
とらはれびと
の
會
くわい
より
黜
しりぞ
けらるべしと
〘671㌻〙
9
是
こゝ
においてユダとベニヤミンの
人々
ひと〴〵
みな
三日
みつか
の
內
うち
にヱルサレムに
集
あつ
まれり
是
こ
は九
月
ぐわつ
にして
恰
あたか
もその
月
つき
の
廿日
はつか
なりき
民
たみ
みな
神
かみ
の
室
いへ
の
前󠄃
まへ
なる
廣塲
ひろには
に
坐
ざ
して
此事
このこと
のためまた
大
おほ
雨
あめ
のために
震
ふる
ひ
慄
をのの
けり
10
時
とき
に
祭司
さいし
エズラ
起󠄃
たち
て
之
これ
に
言
いひ
けるは
汝
なんぢ
らは
罪
つみ
を
犯
をか
し
異邦
いはう
の
婦󠄃人
をんな
を
娶
めと
りてイスラエルの
愆
とが
を
增
ませ
り
11
然
され
ば
今
いま
なんぢらのの
先祖
せんぞ
の
神
かみ
ヱホバに
懺悔
ざんげ
してその
御旨
みむね
を
行
おこな
へ
即
すなは
ち
汝等
なんぢら
この
地
ち
の
民
たみ
等
ども
および
異邦
いはう
の
婦󠄃人
をんな
とはなるべしと
870㌻
12
會衆
くわいしう
みな
聲
こゑ
をあげて
答
こた
へて
言
い
ふ
汝
なんぢ
が
我
われ
らに
諭
さと
せるごとく
我儕
われら
かならず
爲
なす
べし
13
然
され
ど
民
たみ
は
衆
おほ
し
又󠄂
また
今
いま
は
大
おほ
雨
あめ
の
候
とき
なれば
我儕
われら
外
そと
に
立
たつ
こと
能
あた
はず
且
かつ
これは
一日
いちにち
二日
ふつか
の
事業
わざ
にあらず
其
そ
は
我
われ
らこの
事
こと
について
大
おほい
に
罪
つみ
を
犯
をか
したればなり
14
然
され
ば
我
われ
らの
牧伯
つかさ
等
たち
この
全󠄃
ぜん
會衆
くわいしう
のために
立
たゝ
れよ
凡
およ
そ
我儕
われら
の
邑
まち
の
內
うち
にもし
異邦
いはう
の
婦󠄃人
をんな
を
娶
めと
りし
者
もの
あらば
皆
みな
定
さだ
むる
時
とき
に
來
きた
るべし
又󠄂
また
その
各々
おの〳〵
の
邑
まち
の
長老
としより
および
裁判󠄄人
さばきびと
これに
伴󠄃
ともな
ふべし
斯
かく
して
此
この
事
こと
を
成
なさ
ば
我
われ
らの
神
かみ
の
烈
はげ
しき
怒
いかり
15
その
時
とき
立
たち
てこれに
逆󠄃
さから
ひし
者
もの
はアサヘルの
子
こ
ヨナタンおよびテクワの
子
こ
ヤハジア
而已
のみ
メシユラムおよびレビ
人
びと
シヤベタイこれを
贊
たす
く
16
俘囚
とらはれ
より
歸
かへ
り
來
きた
りし
者
もの
つひに
然
しか
なし
祭司
さいし
エズラおよび
宗家
そうけ
の
長
ちやう
數
すう
人
にん
その
宗家
そうけ
にしたがひて
名
な
指
ざし
して
撰
えら
ばれ十
月
ぐわつ
の
一日
いちにち
より
共
とも
に
坐
ざ
してこの
事
こと
を
査
しら
べ
17
正
しやう
月
ぐわつ
の
一日
いちにち
に
至
いた
りてやうやく
異邦
いはう
の
婦󠄃人
をんな
を
娶
めと
りし
人々
ひと〴〵
を
盡
こと〴〵
く
査
しら
べ
畢
をは
れり
18
祭司
さいし
の
徒
ともがら
の
中
うち
にて
異邦
いはう
の
婦󠄃人
をんな
を
娶
めと
りし
者
もの
は
即
すなは
ちヨザダクの
子
こ
ヱシユアの
子等
こども
およびその
兄弟
きやうだい
マアセヤ、エリエゼル、ヤリブ、ゲダリヤ
19
彼
かれ
らはその
妻
つま
を
出
いだ
さんといふ
誓
ちかひ
をなし
已
すで
に
愆
とが
を
獲
え
たればとて
牡羊
をひつじ
一
匹
ぴき
をその
愆
とが
のために
獻
さゝ
げたり
20
インメルの
子孫
しそん
ハナニおよびゼバデヤ
21
ハリムの
子孫
しそん
マアセヤ、エリヤ、シマヤ、ヱヒエル、ウジヤ
22
パシユルの
子孫
しそん
エリオエナイ、マアセヤ、イシマエル、ネタンエル、ヨザバデ、エラサ
23
レビ
人
びと
の
中
うち
にてはヨザバデ、シメイ、ケラヤ(
即
すなは
ちケリタ)ペタヒヤ、ユダ、エリエゼル
24
謳歌者
うたうたふもの
の
中
うち
にてはエリアシブ
門
もん
を
守
まも
る
者
もの
の
中
うち
にてはシヤルム、テレムおよびウリ
871㌻
25
イスラエルの
中
うち
にてはパロシの
子孫
しそん
ラミヤ、エジア、マルキヤ、ミヤミン、エレアザル、マルキヤ、ベナヤ
〘672㌻〙
26
エラムの
子孫
しそん
マッタニヤ、ゼカリヤ、ヱヒエル、アブデ、ヱレモテ、エリヤ
27
ザットの
子孫
しそん
エリオエナイ、エリアシブ、マッタニヤ、ヱレモテ、ザバデ、アジザ
28
ベバイの
子孫
しそん
ヨハナン、ハナニヤ、ザバイ、アテライ
29
バニの
子孫
しそん
メシユラム、マルク、アダヤ、ヤシュブ、シヤル、ヱレモテ
30
パハテモアブの
子孫
しそん
アデナ、ケラル、ベナヤ、マアセヤ、マッタニヤ、ベザレル、ビンヌイ、マナセ
31
ハリムの
子孫
しそん
エリエゼル、ヱシヤ、マルキヤ、シマヤ、シメオン
32
ベニヤミン、マルク、シマリヤ
33
ハシュムの
子孫
しそん
マッテナイ、マツタタ、ザバデ、エリパレテ、ヱレマイ、マナセ、シメイ
34
バニの
子孫
しそん
マアダイ、アムラム、ウエル
35
ベナヤ、ベデヤ、ケルヒ
36
ワニヤ、メレモテ、エリアシブ
37
マッタニヤ、マッテナイ、ヤアス
38
バニ、ビンヌイ、シメイ
39
シレミヤ、ナタン、アダヤ
40
マクナデバイ、シヤシヤイ、シヤライ
41
アザリエル、シレミヤ、シマリヤ
42
シヤルム、アマリヤ、ヨセフ
43
ネボの
子孫
しそん
ヱイエル、マッタテヤ、ザバデ、ゼビナ、イド、ヨエル、ベナヤ
44
是
これ
みな
異邦
いはう
の
婦󠄃人
をんな
を
娶
めと
りし
者
もの
なり その
婦󠄃人
をんな
の
中
うち
には
子女
こども
を
產
うみ
し
者
もの
もありき
〘673㌻〙
872㌻